ECサイト構築を失敗しないためのヒアリング項目(ヒアリングシートダウンロード)

投稿日:2017年4月6日

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有り難いことに、最近ECサイトの新規構築のお問い合わせを多く頂くようになりました。
ただ、ECサイトを構築したいといっても、どういうことを検討する必要があるのかわからないお客様が多く、0から検討し始めになることがあり、それだけで完成までに時間が掛かってしまっています。

また、ECサイトを構築する方法としては、大きく分けて2つあり、ECサイトとしての必要な機能を提供してくれるASPサービスを利用する方法と、任意のサーバーにECサイト環境をインストールして、独自にECサイトを構築する方法があります。

例えば、とりあえず低予算でECサイトを構築して、どれだけ売れるのか試してみたいという場合は、ASPサービスをオススメします。
反対に、多くの機能を盛り込み、継続的にカスタマイズを行っていくようなECサイトであれば、独自にECサイトを構築することオススメします。

これらの判断基準もそうですが、事前にヒアリングさせて頂いた内容によってECサイトの方針や規模をある程度決めることができます。

今回は、私の経験からECサイトの構築を検討している方のために、検討頂きたいヒアリング項目をご紹介したいと思います。

↓ヒアリングシートのダウンロードは以下からどうぞ↓

1:目的

まずは、ECサイトを構築する時の目的となる部分です。
ヒアリングさせて頂きたい項目としては以下項目があります。

  • ECサイト構築理由
  • メインターゲット
  • コンセプト、サイトの特徴
  • CVの目標数

ECサイト構築理由は当然あるものかと思いますが、その他に、メインターゲットや、お考えのコンセプト、サイトの特徴によっては、サイトの構成や利用者への見せ方が変わってきます。

販売する商品に精通した利用者が大量に商品を購入することを目的としたBtoBのサイトであったり、20代、30代の若い利用者をターゲットとした注目度が上がりやすいカジュアルなBtoCサイトなど、できるだけターゲットやコンセプトを明確にすることで、サイトの方向性や特徴を導き出すことができます。

サイトの使い方や見た目だけではなく、CVの目標値も立てて頂きたい部分です。
ECサイトを構築する上でほとんどのお客様のCVになる部分は購入数になるかと思いますが、1日当たりの購入目標件数によっては、リスティング広告などの広告媒体を利用する必要もあり、目標CV数に到達させるための作戦や広告費用の検討も必要になります。

2:お客様の事業情報

お客様の事業に関する情報についてもヒアリングが必要です。
事業情報としてヒアリングしたい内容としては以下項目があります。

  • 業界の市場規模
  • 競合他社
  • 全体の商品数
  • 販売商品の強み
  • 人気商品
  • 1商品当たりの利益率

商品を購入してもらう利用者が多くいればいるほど、サイトを構築した結果の見返りは大きくなりますが、その分競合他社が多いケースがほとんどです。
そのため、とりあえずでECサイトを構築してもなかなか想定通りに売り上げることは難しいです。
そこで、サイト自体の差別化を図ったり、他のサイトに導入されている利用者にとって利便性の高い機能をリサーチして、利用者の期待したサイト構成にするための検討を行う必要があります。

販売する商品数が多い場合は、利用者が目的の商品にたどりつきやすくする導線を意識する必要があるでしょう。
当然人気商品は常に利用者がたどり着けるようにする構成を意識して、継続的に人気商品として維持させることを計画すると思いますが、それ以外の商品への誘導も意識し、カテゴリからの誘導や、検索機能での誘導、関連商品からの誘導など各商品へ誘導方法についても考えるようにしましょう。

逆に商品数は少ないが、1商品自体の価格が高く、利益率が高い商品の販売であれば、その商品を購入してもらいやすくするために商品ページの機能の充実を図る必要があります。
例えば、LPに近い形での見せ方であったり、サイズや色などを変更した時のシミュレーション機能など、利用者の購入意欲を高められる仕様の検討は必要でしょう。

3:サイト構成、デザインイメージ

サイト構成についてですが、ECサイトを構築する上で必要なページはある程度決まっています。

最低限必要なページ

トップページ、商品一覧、商品詳細、会員登録、マイページ(購入履歴、会員情報変更、退会など)、ショッピングカート(お届け先の指定、お支払い方法の指定など)、ご利用ガイド、お問い合わせ、プライバシーポリシー、会社概要、特定商取引法の表記

こちらのページ以外に検討しているページはありますでしょうか?
例えば、ECサイト以外に読み物記事も充実している場合は、読み物系ページを組み合わせるのも一つの手段となります。
同一ドメイン内でコンテンツを充実させることは一つのSEO対策にもなり、また、最初の導入は利用者の気を引く読み物系ページとなることは多いので、商品ページへ誘導することでCVを上げることも可能です。

デザイン面については、クライアントのコーポレートカラーであったり、商品イメージをベースにする場合もありますし、前段でお話ししている、目的や事業情報を元に利用者基準で考えたデザインの検討も行います。
当然ご希望のイメージはお持ちかと思いますが、その際にイメージに近いサイトの情報を集めて頂くと、認識のずれが少なくなり、機能やデザインを作成する際の工数を削減することができるので、スケジュールも費用も抑えることができるようになります。

今はスマートフォン(以後スマホ)所有者が70%を超えており、ほとんどのケースでスマホからサイトを閲覧する利用者が多くなっております。
また、Googleはスマホ対応されているサイトを検索結果の上位にしており、スマホ化対応は必須と言っていい状況となっています。
スマホの横幅はPCに対して狭くなりますので、ご希望の機能やデザインを検討される際には、スマホで表示した時にどのように表示したいかも含めて検討頂くと実際に出来上がった後の想定とずれにくくなります。

4:機能関連

ECサイトを構築する上で必要な機能もある程度決まっていますが、当然その他にも必要な機能はあるかと思います。
機能は大きく分けると以下5つの分類に分けることができますので、必要な機能を各分類の中に含めて検討してみてください。

商品説明、誘導系の機能

こちらの機能に該当するものとしては、ランキング機能や関連商品機能など、商品情報へ誘導する機能や、事業情報でも記載しております、シミュレーション機能やレビュー機能など商品の魅力を伝える機能が該当します。

決済関連機能

こちらの機能に該当するものとしては、クレジットカード決済やコンビニ決済などの決済機能があります。
決済機能を利用する場合は、決済代行会社との契約が必要になりますので、目的に応じて利用する決済代行会社を検討する必要があります。
また、その他に割引機能(クーポン割引、ポイント割引、まとめ買い割引など)もありますが、割引機能を導入する場合は、割引に関する情報をどのように利用者にお知らせするかという点も検討が必要になります。

会員機能

こちらの機能に該当するものとしては、お気に入り機能、最近購入した商品機能などが該当します。
利用者にとって便利な機能であり再購入を誘導することができるので、リピーターを多く作りたい場合には要検討です。

管理機能

この機能は独自にECサイトを構築した場合に検討する必要がある機能で、運用フローを固めた上で必要になる機能の整理を行うと良いでしょう。

その他の機能

その他の機能としてメルマガ機能や定期購入機能などがあります。
事業特有の機能もあるかと思いますので、そのような機能はこの分類に含めて検討しましょう。

5:その他の検討情報

その他にもいくつか検討する必要がある内容があります。
例えば、以下項目です。

  • サイト名
  • ドメイン
  • サーバー
  • 運用方法

サイト名を決めるのは当然として、
その他にドメインやサーバーを取得されているかも確認しましょう。
ドメインを取得していない場合は、新たにドメインを取得する必要がありますし、サーバについても開発規模に応じて、適切なサーバー契約が必要になります。
また、今後運営していく上で担当者のWeb知識力がどの程度あるかも考慮する必要があり、拡張性を考慮して独自ECサイトを作成するか、サポートが充実しているASPサービスを利用するかと変わってきます。

最後に

ECサイトを構築する理由のほとんどは、Webを活用して利益を伸ばしたいとお考え方かと思いますが、単純にECサイトを構築すれば利益が伸ばせるわけではありません。
ECサイトで利益を出すためには、ECサイト構築や運用でのコストに対してどれだけ利用されるかを予測して戦略的に検討していく必要があります。
そのためには、上記の検討内容をしっかり整理して、適切な方法でECサイトを構築する必要があります。

これからECサイトの構築を検討している方は、ぜひこの機会にこちらの内容も検討してみてはいかがでしょうか?

↓ヒアリングシートのダウンロードは以下からどうぞ↓

原田

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カテゴリー: ECサイト
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