最近スマホのカメラを使用する方や一眼レフ、ミラーレスを所持する方が非常に多くなりました。
スマホやカメラ購入する際に、「800万画素搭載のカメラ」など画素数の多さを宣伝しているのを目にします。
ガラケーが一般的な時代には画素数が多い携帯やカメラがすごい勢いで増え、200万画素のカメラより300万画素のカメラの方がすごい!
画素数が多いカメラが最強だ!!!
なんて考えていた時期が私にもありました。
しかし現実はそうではなかった・・・・・。
今回は綺麗な写真を撮りたい、綺麗に撮れるカメラを購入したい方のために、撮像素子と画素数の関係性について解説いたします。
撮像素子と画素数の関係性
画素数とは1枚の写真に含まれる情報量を示します。200万画素より300万画素のほうが情報量は多くなり、そのぶん緻密な写真を撮ることができます。
ほとんどの方がここまでは感覚的に理解しているのではないでしょうか?
一眼レフとiPhoneの撮像素子の大きさを比較してみました。
一眼レフ(フルサイズ):864mm2 (36×24mm)
iPhone5s:17.28mm2 (4.8×3.6mm)
フルサイズ一眼レフの撮像素子の大きさはiPhone5sの50倍もの面積があるのです。
これだけでも結構すごそうですね。
それぞれ1画素あたりの面積を比較してみましょう
一眼レフEOS 6D:1画素面積42.8μm2(2020万画素)
iPhone5s:1画素面積2.2μm2(800万画素)
1画素サイズで比較した場合、一眼レフの方が約20倍大きいことが判明しました。
1画素の大きさは光の情報量を取得するのに大きく関係しています。大きい方がより多くの光を1画素に取り込むことが出来き、ノイズが少なく、高コントラスト、色の純度の高い、忠実度の高い画像を出力できます。
そのため、写真にもっとも影響を与えるのは、撮像素子の画素の数(画素数)ではなく、撮像素子自体の大きさ、言い換えると1画素の大きさが非常に重要となってくるのです。
もし、誰かに
「一眼レフとiPhoneで撮る写真って何が違うの?iPhoneで十分なんだけど。」
って言われたら、
「撮像素子の大きさが約20倍大きいから、すごーく良い写真が取れるんだよ(・ω≦) テヘペロ」
って言ってやりましょう!
一眼レフとiPhoneの違いは他にもありますが、写真に大きく影響を与える基本的な部分は上記で説明した通りです。
綺麗な写真が撮れるカメラを購入したい場合は、画素数よりも撮像素子の大きさに目を向けて検討しましょう。私は500万画素もあれば十分だと思っています。