「物件情報をたくさん載せてるのに、なぜかお問い合わせが来ないんだよな~」
と、お問い合わせ数に伸び悩んでいるあなた。
今回は、そんなあなたのために、
不動産の自社ホームページを最大限に活用するための方法を5つにまとめてみました。
もしかすると、「ホームページに色々と手を加えてる暇ないんだよね…」と思っているかもしれません。
実際インターネット上には、とりあえず物件情報だけ載せてあとは放置…
というような不動産ホームページがたくさん存在します。
しかし、今やほとんどの人がインターネットで部屋を探す時代になり、
ホームページからのお問い合わせを増やすことは、利益に直結するのは間違いありません。
事実、インターネットを利用して部屋探しをする人は年々増加し、直接店舗に来店する人は減っています。
「インターネットで部屋の情報が分かるから、内覧はいらない」という人もいるぐらいです。
なので、忙しい中でも自社ホームページの重要性を理解し、
お問い合わせに繋がる対策をしっかりやっている不動産会社が勝ち残る時代なのです。
もしあなたがお問い合わせをもっと増やしたいと思うなら、
まずは少しでも『ホームページを改善する時間を作る』ことから始めましょう。
1つでも実践すれば、確実にお問い合わせ率に違いがでてくるので、
「ここはおろそかにしてたな~」という箇所があれば参考にして、
ぜひ実践してみてください。
1.地域に特化する
お問い合わせに繋げるためには、地域に特化することが必要不可欠です。
ユーザーはお問い合わせをする前に、複数ある不動産会社の中から一番信頼できそうな会社を選ぶという段階が入ってくるため、この『信頼』をつかむために、地域に特化することが重要となるのです。
例えばユーザーが「東京都江東区の住吉にある物件を探したい!」と思ったとすると、
まず「住吉 賃貸」などのキーワードで検索をかけ、SUUMOやHOME’Sなどの大手ポータルサイトで物件を探すでしょう。
もしそこで気になる物件が見つかれば、次にお問い合わせと行きたいところですが、
物件情報は1社のみが握っていることはほぼなく、1つの物件情報を複数の不動産会社が所持していることがほとんどです。
ここでもし、
東京都全域をカバーした不動産会社が「江東区住吉はおまかせください!」と言う会社と、
江東区住吉近辺に限定した不動産会社が「江東区住吉はおまかせください!」と言う会社があるとすれば、どちらが信頼できるでしょうか。
明らかに後者がその地域について詳しく知っているという印象があり、信頼できますよね。
つまり、ユーザーは物件情報だけでなく、その地域の情報をしっかりカバーできている不動産会社を信用します。
広い範囲の物件情報をたくさん持てば良いというわけではなく、
「物件情報+その地域の細かい情報」を持つことでユーザーに信用され、お問い合わせに繋がりやすくなるということです。
2.物件詳細ページで差別化
まず、物件詳細ページでは真っ先に物件の写真が見られます。
写真は、実際にこの部屋に住むところを想像させることで「住みたい!」と思わせるのに効果的なので、できるだけ多く入れることが重要です。
お問い合わせが多い不動産ホームページは、1物件につき10枚以上載せているのが普通です。
さらに効果的なのが、物件の内部を撮影した動画を載せることです。
写真よりも臨場感があるので、より想像しやすくなります。
物件の動画を載せているホームページはそこまで多くないので、差別化できる要素の一つです。
最近では、パノラマ画像などを載せてるホームページもありますね。
また、物件詳細ページで差別化を図るには、
他の不動産会社が持っていない情報を載せることも効果的です。
これは、『1.地域に特化する』で話したように、
専門性を武器にすることで信頼を得ることが出来ます。
例えば、
「○○小学校まで徒歩2分なので通学も安心」、「近くに運動ができる公園や体育館があるので運動したい人にはオススメ」
などです。こういった独自の情報を載せることで、「ここの不動産は専門的だから信頼できる!」と思わせることができます。
3.物件情報以外のコンテンツを充実
物件情報も、もちろん大事なのですが、
「信頼」という点ではこっちのほうが重要かもしれません。
特に、
(1) 会社概要
(2) スタッフ紹介
(3) お客様の声
この3つのコンテンツをしっかり充実させることで、信頼度が増します。
実はこの3つは、物件情報を除いてよく見られるコンテンツベスト3になっています。
ユーザーはお問い合わせにたどり着く前に、
「本当にこの会社に問い合わせて大丈夫かな?」、「悪質な会社だったりしないかな?」
という不安が少なからずあるので、
その不安をできるだけ取り除くために会社のことを深く知ってもらう必要があるのです。
(1) 会社概要
しっかりお問い合わせに繋げているホームページは、
会社名や住所などの基本的なことを記載するだけでなく、会社の内観、外観、社員全員が写っている写真などを載せています。
不動産は最終的に1対1で人と関わるので、人が写っている写真があることで安心感が生まれます。
また、「この地域に関してはどこよりも詳しい自信があるので、我々におまかせください!」
などのコメントを一言いれるだけでも、印象がとても良くなります。
【参考サイト】
東亜不動産: https://www.toa-estate.co.jp/
(2) スタッフ紹介
ここでは、スタッフのプライベート情報を載せます。
趣味、長所、短所など、その人の情報を載せれば載せるほど親近感が沸き、信頼に繋がります。
また、ここでも顔を出すことでさらに信頼を得ることができます。
もし顔出しに抵抗がある人は、フリー素材の人のアイコンなどを載せるだけでも印象は変わってきます。
【参考サイト】
アイム不動産: https://aimu-f.com/staff/
(3) お客様の声
こちらは、不動産を利用したお客さんのリアルな声が聴けるので、チェックしたいと思う人は多いでしょう。
実際に良い物件を見つけたお客さんの感想を見ると安心感を得られるので、
「ここならきっと満足いく物件を探せる!」という気持ちを強めることができます。
お客さんの感想に対して、スタッフの返しの言葉もあれば、さらに信頼に繋がると思います。
【参考サイト】
ベスト不動産: https://www.bestfudousan.com/voice
4.お問い合わせまでの直線距離をできる限り縮める
不動産ホームページを閲覧していて、
どのタイミングでお問い合わせするかは、ユーザー次第です。
つまり、『いつでもスムーズにお問い合わせできる』状態を作り出すことが重要になってきます。
例えば、物件詳細ページのお問い合わせフォームボタンは、
上部、中部、下部など複数配置するのが効果的です。
なぜなら、物件詳細は情報が多く、縦長のページになることが多いので、
どの位置にいてもすぐにお問い合わせに出来るように複数のお問い合わせフォームを設置します。
電話番号は、サイトの右上に大きく表示して目に留まるようにし、営業時間や定休日をしっかり記載することで、
いつでも迷いなく電話できるようにします。
また、入力フォームに関しては、出来る限り必須項目を減らしユーザーの手間を省きます。
必須項目がありすぎるとユーザーが離れる確率が高くなるので、
「お名前」、「メールアドレス」、「ご希望条件」などの、必要最低限の項目のみを用意するようにしましょう。
どれだけ「店舗に来てもらえば必ず満足してもらえますから!」と主張しても、
まずはお問い合わせにたどり着かなければ意味が無いので、入口のハードルは最大まで下げるのがベストです。
5.スマホからのお問い合わせにも対応
最近では、スマホからの不動産サイトの閲覧が増え、
20代以下では、なんと50%以上がスマホから閲覧しています。
もし、スマホ対応のホームページが無ければPCサイトがそのまま表示され、
文字が小さすぎて見えなかったり、ボタンが押しづらい場所にあったりと、とても使いづらいサイトになってしまい、たくさんのユーザーを離脱させることになります。
これはかなりの損失になってしまうので、不動産ホームページを作る際は必ずスマホ(できればタブレットも)対応のホームページも作るようにしましょう。
また、スマホは本来電話をする機械なので(忘れがちですが)、
「4.お問い合わせまでの直線距離をできる限り縮める」をスマホにも対応するようにしっかりやることで、
電話によるお問い合わせの増加が見込めます。
さらに、スマホサイトをしっかり作ることは、SEO対策にもなります。
2015年4月21日にGoogleが、スマホ最適化アルゴリズムを導入したことによって、
PCサイトとスマホサイトで検索結果の順位に違いが出るようになっています。
スマホ利用者が増加している今、スマホでのSEO対策は今後も重要になってくるのではないでしょうか。
終わりに
今回、不動産の自社ホームページのお問い合わせを増やすために、5つのポイントをお話ししました。
これは不動産だけでなくすべての業種に言えることですが、信頼があるからこそお問い合わせに繋がります。
不動産業界は日々忙しく、「分かってるんだけど、ホームページを改修している暇がない」といった会社がたくさんあります。
たくさんの人がインターネットで物件を見ている今、
ホームページからのお問い合わせをおろそかにするのはとてももったいないことです。
会社概要やスタッフ紹介などは、1度書いてしまえばずっと使えるものなので、
まずはそこから少しずつサイトを改善してみるのはいかがでしょうか。
それだけでもお問い合わせ率に違いが出てくると思います。
少しでも参考になれば幸いです。