コロナウイルスの影響で、在宅勤務やテレワークスタイルになった会社も多いのではないでしょうか?
修正指示をいつも口頭でしていた場合、依頼者・担当者に距離があるとどうしてもやりとりがしづらくなってしまいます。
PDFに手書きをして送る場合は担当者が文字を判別出来なかったり、単語のコピペ出来ず誤字が増えてしまった…。
電話で口頭説明するのも手間な上、指示の認識がズレてしまい修正が二度手間に…なんて事もあるかと思います。
そんな時に役立つデザイン修正指示を送れるサービスがあります。
今回はAUNとMONJI、2つのサービスをご紹介致します。
どちらも無料で利用可能です。
それぞれ実際に使い、流れを交えて違いを比較していきます!
目次
提供サービスの違い
サービス | AUN | MONJI |
---|---|---|
登録の有無 | なし | メールアドレス登録 |
利用料金 | 基本無料 月額プランもアリ(月額3,000円/税別) | 無料 |
修正指示保存期間 | 無料:7日間 月額プラン:1年間 | 無制限 |
ファイルアップロードの違い
ファイルアップロードの際に選べるオプションの比較もしていきます。
オプション | AUN | MONJI |
---|---|---|
URLから指定してキャプチャ | ○(ベーシック認証サイトも可) | ○(ベーシック認証サイトも可) |
PCからファイルをアップロード | ○( jpg / gif / png / pdf 形式対応) | ○( jpg / gif / png / pdf 形式対応) |
クリップボードにある画像をアップロード | ○ | – |
AUNのみクリップボードにコピーしてある画像を追加できますが、それ以外の点はどちらのサービスも同一です。
指示追加の方法・違い
今回は共通で「WebサイトのURL指定で修正指示」をしてみます。
例として弊社のトップページURLを指定します。
「ヘッダーのロゴを差し替える」という修正指示を入れてみます。
AUN
ドラッグすることで修正指示を入力することが出来ます。
また、ファイルのアイコンをクリックする事で画像を修正指示に追加出来ます。
修正番号の①、②の項番も自動的に挿入されるため、気付いた部分に即座に追加できるため便利です!
MONJI
動画も問題なく表示されていました。
こちらも、ドラッグすることで修正指示を入力することが出来ます。
「ファイルアップロード」の文字をクリックする事で画像を修正指示に追加出来ます。
AUN同様に修正番号の①、②の項番も自動的に挿入されました。
基本的な修正項目を追加する流れについては、どちらもそこまで変わりはなさそうですね!
修正指示入力の違い
次は修正指示入力の違いを見ていきましょう。
オプション | AUN | MONJI |
---|---|---|
修正指示リンク機能 | ○ | – |
修正対応済みのチェック | ○ | – |
優先順位の項目 | – | ○ |
手書き指示 | – | ○(マーカー機能) |
AUN
AUNには修正指示をリンクさせる機能があります、関連した指示につけると良いでしょう。
アイコンをクリックし、リンクさせたい項番をクリックするとリンク設定されます。
また、修正対応者側は修正した項目にチェックを付けることが可能です。
アイコンはそれぞれ6種類あり、「なし」「済」「保留」「追加修正」「電話ください」「意味不明」になります。
②は「済」をクリックした所、灰色の枠になりました。
修正対応者・依頼者側どちらもぱっと見でどこまで対応したかが分かりやすいです。
MONJI
一方MONJIでは校正記号、マーカーが使えます。
左のナビゲーションメニューからそれぞれ選び、追加してみました。
テキスト修正の多くなりがちなデザイン業務において校正記号はとても便利です。
また、マーカーはドラッグで引くことが出来ます。
こちらも矢印で指示したい場合などに便利です。
いい点・いまいちだった点
AUN
済・保留・追加修正等のアイコンがあり、対応した項番が分かりやすくてよいと思いました。
どの項番まで対応しているか分かるので、突然別の作業が入った場合や、次の日に作業が持ち越した場合でもどこまで作業をしたか一目で分かります。
修正はすぐに対応する事がほとんどではありますが、ちょっと作業が遅れる場合や修正期日が長く後回しにしている…といった場合、保存期間は7日間なので不安が残るかもしれません。
MONJI
修正内容は無料で無期限保存可能。
「Re:MONJI」でユーザーの声を見てみると、下記のイマイチ点で挙げた点は改善中案件として掲載されておりました!
サイトでは実装可能なもの、仕様のもの、実装済みのものは使い方の説明など丁寧にされており、ユーザーに寄り添ったサービスだと感じられました。
また、修正内容は無料で無期限保存が可能な事もありがたいですね。
作業していると①から着手するのが必ず効率がいいわけではない場合もあり、数か所なら問題ないが、項番1~50個等になるとどこまで対応したか記憶に残りにくいため、AUNのように対応済みのチェックが入れられるシステムがあるといいなと思いました。
総評:どちらのツールもユーザーの声を積極的に取り入れており、今後のアップデートが楽しみです
AUNには「AUNブログ」、MONJIには「Re:MONJI」があり、どちらもユーザーの声を積極的に検討・取り入れている姿勢がうかがえます!
今後の開発も目が離せません。
テレワークや在宅勤務で上手く使い、円滑なデザイン業務をしていきましょう!