3月の数字が4月に逃げつつあり、3月は現時点で目標には到達するものの
大きな額では無くなっているそんな3月です。
メンバーの中でお客さんが急ぎでなければ後回し
が蔓延しておりよい結果に繋がっていない現実です。
自分で目標を作りそれに向かい進めないと
今より大きくなるのは難しいし、自社サービスを立ち上げるのも難しいでしょう。
私もいつまでもスケジュールや進捗管理をしたくないので
メンバーに自分自身に厳しくなってもらうのが現時点での課題と感じています。
また、メンバーだけでは無く私自身の甘さも感じます。。
改善が必要ですね。
ちょっとの仕組みや考えの共有で変わるように思いますが
人間の本質のようにも感じるのでなかなか難しい問題です。
冒頭から厳しい事を言いましたが、今が悪いかというとそうでもなく
成長を感じる中で次の要望が私の中から出ているという状態です。
来月でBRISKも丸10年経ちます。
早いように感じますが、会社を作る時に想像していた通りにはならないですね。
今の状態になるのに2~3年ぐらいでなれると思っていましたが10年かかりました。
世の中は、そんなに甘くないです。
ただ、この先の10年は、過去の10年よりも成果が出やすい10年になると予想しています。
Web制作会社は「人」と「文化(カルチャー)」が全てと思います。
BRISKは「良い採用ができている」のと「メンバーが成長している」という点で将来性を感じます。
また、仕組みや文化(カルチャー)も確立しつつあるので数年前に比べて俄然やりやすいです。
ブログで仕組みや文化、どんな人が活躍しているかを発信していますので
採用で大きなミスマッチが減っているのも大きいです。
「人」
21年卒の皆さんは、5名採用し1名退職し現在4名です。
その4名が今まで以上の成長をしているので今期の数字に大きく貢献してくれています。
新卒採用は3年前から力を入れています。
最初の年は教育プログラムも無く、
2年目から4月は1か月間研修という期間を設け
夏と冬に課題を実施するという事を開始しました。
2年目までは割と手探り感がありましたが、
今期の21年卒の皆さんで
教育プログラムが確立したように思います。
また、先輩社員のフォローもよく
現在3年目、2年目のメンバー中心に21年卒のメンバーを教育しました。
教育プログラムの確立と、BRISKで育った新卒メンバーのサポートが21年卒の成長を大きく前進させたものと思います。
また、実際に教育をしなくても案件で絡んだ先輩社員から学ぶ事も多く
面談でもそんな話が聞けたので会社全体で人を育てる環境になっていると感じました。
22年卒は6名の新メンバーに入社頂きます。
現時点で、採用・教育に自信があるので
4月の入社も楽しみですし、その1年後のBRISKも楽しみです。
「文化(カルチャー)」
BRISKはどんなカルチャーかというと
1番は、「まじめ」という事があげられます。
まじめというのは、当初はあまり意識しなかった事ですが
他社と比べてや、社内で評価されるメンバーを見ると
嘘がなくまじめに取り組んでいる人が一緒に働いていてしっくりきます。
作ろうと思ったカルチャーでは無く
「まじめ」を教えるのも難しいですが、コツコツ努力をしている人が残り
評価され、そのようなカルチャーができた根底にあるものです。
次に上げるは、「レスポンスが早い。」これは私の好みが大きく反映されています。
私も含めて、メール・チャットの返信が早いです。
小さな仕事をずっと貯めておくと忘れてしまうので、簡単な仕事から片づけるようにしています。
メール・チャットは簡単に返信ができるので割と優先で処理するタスクとなり
結果レスポンスが早くなっています。
社外ではお客さんも安心しますし、社内ではメンバーも仕事がはかどるのでお勧めです。
その次は、教えるカルチャーです。
後発のWeb制作会社では採用は育てるしかないので
先輩社員が教えるという文化は創業当初からありました。
それが10年続き、新卒で入社したメンバーも教えてもらった事は
次の新卒に教えるという事を伝えています。
そうする事で、ただ分かった以上の「教える事ができる。」という所まで理解するようになり
スキルアップにも繋がっています。
報告・アウトプットするカルチャーもあり
BRISKで書いている日報は非常に簡易なもので、
どの案件にどのぐらいの時間をかけたのみしか書きません。
もちろんそれで全てが把握できるわけではないですが
時間をかけたアウトプットを確認し正しく業務が行われいるか確認しています。
その為、かけた時間に対してアウトプットが少なければ
「どんな感じですか?」と声をかけます。
そこで内容を確認し、「もっと進捗を上げる必要がある」と声をかけたり
先輩に質問するように促します。
会社全体として「報告・アウトプット」を割とまめにやるようになっています。
そして、共有するカルチャーは、
・ブログで社外も含めてアウトプット
・社内特有のルールは知識共有ブログ
・ちょっとしたホットな話題はチャットツール
等で共有しています。
会社の数字も日報システムで都度確認する事もできます。
共有する事としない事をしっかり分けています。
ちなみに共有しない事は、現在は他のメンバーがどのランクであるかは公開していません。
他者の評価を知らせるのは、あまり日本人向けではないような気がしてそこはオープンにしていません。
BRISKとしても自分と向き合いスキルアップしてほしく、評価を受けたい人には改善しないといけない点を面談で話します。
そこには、他者の評価を伝える必要がある時と無い時があり、常にオープンである必要はないと思いました。
私個人の理想としては、評価もオープンし指導しなくても勝手に競争しお互いを高め合うという事がしたいですが、現在いるメンバー的には向かない感じがします。
最後は、「変化・取捨選択する」カルチャーです。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一、生き残るのは変化できる者である。(チャールズ・ダーウィン)」
上記の言葉が自分自身や会社にもあてはまると思い、壁にぶつかった時に毎回ぼんやり思い出します。
その為、BRISKは変化を好みます。
今まで作ってきた文化・カルチャーも重視していますが
良いと感じたら、そちらに舵を切りたいとも思っています。
大きな事でなくても、一度指摘された事は次は指摘を受けないという小さな事も変化の一つです。
自分自身も変化に強い人になりたいと思いますし、メンバーにも変化に強い人になってほしいです。
BRISKで働いて1年後には良い意味で別人のようになっている。
そこまで行けるとすごいですね。
私も会社を作る前のサラリーマン時代に営業職をやった時には話し方が少し変わっていました。(営業口調になっていたようです。)
久しぶりの友達からの電話で「どうしたの?」と言われた記憶があります。
仕事上での自分自身の趣味趣向は守る必要が無く仕事ができるようになる為に変化させるぐらいが良いですね。(特に若いうちは。)
そして変化だけではなく取捨選択もしており、社内のルール変更もありますし
効率が悪いものはやめる事もあります。
メンバーの意見にも耳を傾け、準備が整えば改善したいとも思っていますので
面談等でメンバーからもたくさんの意見を聞き強い会社に変化していきたいです。
10年目を前にしたモヤモヤ
この10年間でできなかった事も書きたいと思います。
1つ目は、自社サービスです。
受託開発も楽しいのですが、自社サービスも立ち上げたい。と思ってもう数年か経ちました。。。
何度かトライした事はありますが、しっかりマネタイズという所までいけていません。
一番良い感じだったのは、スマホアプリでしょうか。
Google Play(Android)やApp Store(iOS)の検索で見つけてもらえるので集客にコストがかからないので
純粋に制作に向き合う事ができます。
アプリ内課金や広告を入れていますが、かけている工数を回収できるのはまだまだ先です。
2つ目はリーダーを育てるという所までいけていません。
新卒メンバーを一人前という所までは、できるようになりましたが
リーダーというポジションを任せられるという人材はまだ育っていませんので
この先の10年での課題と感じます。
現状のリーダーを飛び越え、リーダーとして自立できる人に
もっといろいろ任せたいというのが本音です。
そうなるとビジネスの横展開が可能になると考えています。
BRISKの「人」「文化(カルチャー)」でWeb制作以外の領域にも踏み込んで行ける事が出来ればと思っています。
今取り組んでいる仕事に向き合う姿勢を貫けば、他の業界でも成果が出せると思っています。
次の10年で、そのタイミングが来ると信じて、真面目に仕事に向き合いたいと思います。
では。
城戸。